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合格者の声

 

第16回認定コンプライアンス・オフィサー試験に合格し、認定を受けられた皆様よりお寄せいただいた「合格者の声」をご紹介します。

 

西川 久知様
株式会社FM802
常勤監査役


・資格取得を目指したきっかけ
 私が、コンプライアンス・オフィサーの資格認定試験にチャレンジしようと思い立った直接の動機は、日本監査役協会の機関誌「月刊監査役」の掲載広告を拝見したことが第一のきっかけです。その後、同協会主催の研修会講師で知り合った弁護士の先生もこのCCO資格を保有しておられることを知り、一層関心を引かれました。      また、私は常勤監査役への就任前に、総務部長として弊社における対外・対内クレームへの対応、各種法務関係事案への対応、さらには内部統制システム構築の基本方針の原案作成等の業務にも現場責任者として携わっていましたが、当時は、常に担当業務の完遂期限と追い掛け合いをする切迫感のもと日々の実務に追われ、本当に系統的なコンプライアンスの知識を涵養・吸収できているものか、いささか心許なく思っておりました。そこで、年齢的には遅ればせながら再度コンプライアンスの何たるかを勉強し直したいと一念発起し、受験を決意しました。

 

・業務にどのように役に立っているか
 今回学習した内容について現在の業務にどのように役立っているか? まだ、資格取得後そんなに日が経っておらず、むしろ「今後色んな機会を捉えて自らの監査業務等に大いに役立たせていかねばならない」という重い宿題を与えられた、正直これからが本当の正念場であるとの自覚を持てたことが今回の受験経験を通じて得られた一つの成果と思っています。 言い換えれば、今回の資格取得はあくまでも出発点、起点であり、今後とも企業を取り巻くコンプライアンス分野に関して新しい知識、動向、情報等の取得に精進し続けなければならないということです。
 もとより、会社のコンプライアンス体制の構築、その適正な運用・整備等は、業務執行役員たる取締役(会)にとって重大な任務の一つであり、これに対し、監査役(会)は企業統治の一翼を担う独立の非業務執行役員として会社において健全な経営と社会的信頼の確保がなされているか監査業務を通じ担保するという役割を担っています。
 私は、今回の経験で今後会社がコンプライアンス体制をいかに浸透、深化させていくか否かを見守っていく上で求められる基本的な知識、素養を体系的に習得するための絶好の機会を得たと、また、自らに課された任務を的確に遂行するための自信を与えていただいたと感謝しています。     少し具体的な事例をひとつ披露します。実は、弊社の「内部統制システム構築の基本方針」は先述したように私が原案作成し平成18年に制定をみて以来、これまで1度も改定されていなかったのですが、今期の監査方針において同方針の追加改定の提言をいたしました。その背景には、今回の受験経験等により企業に求められるコンプライアンス体制に関する最新情報を自分なりに学んでいるとの自信があってのことでした。

 

・学習の進め方
 私の受験に向けた学習の進め方は、過去の合格者の方の体験談を拝読し、先輩方のテクニック、ノウハウを踏襲させていただいたのが正直なところです。よって、先輩方のアドバイスと重複すること多々あろうかと思いますが、私の経験を報告いたします。
 まず、私の受験は都合2度に渡っています。初回(第15回試験)は、3科目一括受験しました。今から思うと少し無謀だったかもしれません。この時、受験を決めてから12月の受験日まで学習期間は実質1ヶ月あまりしかありませんでした。 結果は、なんとか3科目中2科目を合格できましたが、「企業法務・コンプライアンスの基礎」を残してしまいました。そして、2回目(第16回試験)は当然同科目の合格に向け専心対応して、なんとか無事全3科目合格に至った次第です。
 初回受験の際に実施した勉強法は以下の通りです。
@受験テキストについては、基本テキスト3冊と問題集3冊だけを使用し、その他の参考資料は特に使用していません。基本テキストは、解説事項項目の文頭にチェックポイントが枠付き記載され、その項目で押さえるべき要点が示され、本文解説内容も非常に要領よく纏められ読みやすく理解しやすい読本でした。仕事上の普段使いにも適していると思います。
Aまず、基本テキストを1度通読しました。基本テキスト1巻を通読し終わるとそれに対応した問題集に当たりました。当然、不正解の設問が出てきます。その問題にはポストイットを貼付し、その該当設問に関する基本テキスト記載箇所を再読し、少し時間をおいてからポストイット貼付設問に再度チャレンジし、そこで解けなかった問題には2枚目となるポストイットを貼付します。
B記述式問題については、問題と解答のコピーを市販の情報カードの表裏に貼り付け、通勤列車内や時間が空いた時に繰り返し確認テスト的に解答練習をしました。また、記述式問題は問題集の設問だけでなく、基本テキストを読む中で自分なりの「独断と勘」で重要事項と思えるものを1科目につき10数項目ほどカードを作成し、同じく解答練習をしました。 なお、当然ですが問題の解答を諳んじるだけではだめで、最終的には「外せないキーワード」を押さえつつ実際に書く練習も繰り返し行いました。これは絶対必要です。
C上記ABの学習作業をPart1からPart3まで順次繰り返し行いました。
D各科目2度解けなかった設問のテキスト該当項目について三読目となる確認チェックをし、2枚のポストイットが付いた設問を解きました。それでもまだしくじる問題は出てきます。面倒ですが、もう一度不正解箇所のテキスト該当項目を確認します。
E最後に、もう一度、問題集を全問について第1問から解答練習しました。
 このように極めてオーソドックスな勉強法をとりましたが、初回受験時はどうしても時間的にPart3が未消化になったことは否めませんでした。2回目の受験時の勉強法は、「企業法務・コンプライアンスの基礎」1科目について上記初回時の方法をもう一度繰り返しました。一つ違ったのはテキストの通読は念のため2回行いました。結果、都合テキストPart1、Part2は実質1.5回ほど読み、Part3は3.5回強ほど読んだ計算になります。
 最後に、試験問題に関してあくまでも私の2度の受験経験による独断的な印象を申しますと、CCOの試験問題は俗に言われる変に捻ったいやらしい問題でなく、(手強いですが)ごくごく直球タイプの素直な問題と見えました。基本テキストと問題集を丹念に繰り返し学習、演習されれば、試験において十分その成果を発揮できるはずです。
 ただ、1科目当たりの試験時間(90分)は問題のボリュームからすると、正直私には少し短いと感じました。したがって、非常に技術的な話ですが試験本番に際しては、まず全問を俯瞰して問題の難易を判断し、易しい設問から解き進むことが得策です。最初の問題から真っ当に順次解答すると、(私もそうでしたが)記述問題に至った時に時間切れになるリスクが大で、相当焦ることになります。多くの先輩の言にもありますように選択問題と記述問題への時間配分に十分留意することが必要と痛感しました。
 以上、本当に拙い経験談で、かつごく当たり前のアドバイスでしかありませんが、これからCCOの試験にチャレンジされる皆さんの些かでも参考になれば幸いです。
 皆さんのご健闘をお祈りします。
                                                                     

 

匿名希望  国内大手損害保険会社 課長 

・資格取得を 目指したきっかけ
昨年、会社(コンプライアンス部)の朝礼で、この資格が業務内容に関連し、チャレンジすることが有用であることが説明され、自己啓発のためにも資格取得を目指すことを決意した。


 夏の試験にて、3パートすべてを一括受験したが、2パートのみ合格で、1パートは不合格となった。不合格のパートA評価で合格基準まで5点以内であったため、冬の試験を1回目と同じ要領で勉強したが、そのパートはまたしても不合格となってしまった。私は、テキストを読み込み、問題集を何回も繰り返し解き、問題集の問題は100点が必ずとれるまで理解することで試験に臨んだが、2回目も不合格に終わった。この試験は、「選択問題」と「記述問題」で構成されているが、いずれも難しく、とくに「選択問題」は問題集を100%理解していても十分ではない。なぜならば、「選択問題」は単純な解答
パターンではなく、記述式レベルの理解度が必要であるからだ。そのため、テキストをいかに深く読み込み、理解することが、もっとも合格への近道と考え、時間はかかったが、テキストをすべてワードで入力作成し、そのファイルをコピーし、自ら重要と思われる部分を(  )でブランクとし、自分用の問題集を作った。かなりの作業量ではあったが、この時間は無駄にはならず理解をより深める方法だと思い、(  )で抜いたブランク部分を中心に全体を理解することとした。これが結果的には功を奏し、何が重要かが付随して理解でき、試験にも対応することができるようになった。
 この試験は浅薄な勉強では合格できない。テキストの本質を理解することが必要である。私は1つのパートを3度受験したが、1回目にぎりぎりの点で合格していた場合よりも、結果的には3回勉強できて自分の身についたと思っている。コンプライアンス部で仕事をする自分にとって、この資格を勉強したことで得た知識は非常に役に立ち、今は資格取得の喜びとともに、仕事をしていくうえで勉強で得た知識が仕事の自信の基礎となっている。